とってぃブログ

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「書評」横道世之助: 大学生の自分と重ね合わせて読んでしまいました

 日本酒をこぼしそうになるおっちょこちょい

 今回ぼくが読み終わった本はこちら 

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

 

 主人公「横道世之助」が、上京したての大学一年生ということで、自分と重ね合わせて読んでしまいました。

「横道世之助」のあらすじや感想を書いていきます。

 

「横道世之助」のあらすじ

 

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。

 あらすじといっても決して大きな出来事があるわけではありません。

横道世之助の大学一年間の生活を綴ったものです。本の背表紙にもあるように、友達が出産したり、お嬢様の彼女ができたりはしますが、殺人事件に巻き込まれたり、異世界にワープしたりすることはありません。

世之助の友達が世之助のことを語る場面が時々出てきますが、「あ、そういえばあんなやついたな」くらいの存在です。

 

「横道世之助」を読んだ感想

ぼくがいろいろ考えさせられた本の一節を紹介します。

インド留学など華やかな経歴の京子を前に自分には世之助という名前の由来くらいしか話せることがないと恥じ入った。

「何、言ってんのよ。これからいろんなものが増えていくんじゃない」

たしか京子はそう言って慰めてくれたはずだ。その京子が「あの頃より隙がなくなった」と言う。実際、身の回りに何かが増えてきたのだろうと世之助は思う。だが、それが何なのかさっぱり分からない。いや、なんとなくは分かるのだが、それらがこの先ずっと自分のそばにあるものなのかどうかが分からない。

  

 ぼくも自分に関してこれと言って話せるものはありません。

大学に入るまでは、本当に「ただ勉強をしてきただけ」って感じでした。

世之助にとって上京して増えたものは何なのか、本の中ではっきり書かれていないけど、それは友達や彼女なのかもしれないし、大学で学んだフランス語なのかもしれません。

 

ぼくはこの文を読んで、大学に入って二年近く経つけど何か成長したことはあるのかなと考えさせられました。

この二年で、サークル運営に携わっていろいろなことを学べたし、こうやってブログを始めて、インプットとアウトプットを積極的にするようになりました。

だからといって、自信をもって話せることができたわけではありません。

でも他の大学生だってもやもやした気持ちを抱えながら前に進んでいるんだなって思いました。ぼくも目の前のことを頑張って、将来のことも自分なりに考えて、残りの大学生活を過ごせばいいんだと元気をもらえました。

 

まとめ:大学生は自分の大学生活を振り返るべし!

 普段なんとなく過ぎてしまっている大学生活。

でもこんなにも自由に過ごせるのは今しかないはずです。自分の大学生活を振り返るためにも、他の人の大学生活を覗けるのはありがたいですね。

大学生に向けてというよりは自分に向けて教訓じみたことも書きましたが、そんなことを抜きにしても、本当に面白く一気に読んでしまうオススメの本でした。

 

高良健吾吉高由里子が主演で映画化もされているようなので、今度は映画も見たいと思います。

 

横道世之介 [DVD]

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